【番外編】EDの外科治療について

「もしかして...?」を放っておかない勃起不全ガイド

海綿体注射療法とは

外科的治療のなかで最もポピュラーな方法が海綿体注射療法です。その名が示す通り、陰茎に直接勃起を促す薬剤を注入する方法なので、効果は絶大。注射後10分も経てば反応が出るという即効性も魅力のようで、事の直前に注射をしてもらって…などと言う事例も、多いようです。

しかし、強制的に勃起をさせるために、いくら射精しようとも薬の効果が切れるまでは勃起し続けてしまうという欠点が玉に傷といったところでしょうか。

器具を用いたED治療法

器具を用いる治療法には2種類あります。

陰圧式勃起補助器具

まず、陰圧式勃起補助具について説明します。陰茎をこの器具特有の円筒型をした筒の中に入れた後、器具に付いているポンプを用いて内部の圧力を低下。それによって陰茎は強制的に勃起させられるので、そうなった後に筒を抜き、陰茎の根元をバンドで締め付け、勃起状態を維持させるという仕組みです。

EDの原因が器質性でも心因性でもこの方法は使用でき、さらに薬を服用できない人も利用可能です。しかし、強制的に勃起させるため持続時間が30分程と短く、器具特有の違和感があるというデメリットもあります。

エレクションサポートリング

基本的な使い方は陰圧式勃起補助具と同じですが、他にエレクションサポートリングというものもあります。

2つを比較すると、使用工程に大きな差があります。陰圧式勃起補助具の場合は筒に入れて吸引→バンドで固定という2段階が絶対に必要ですが、エレクションサポートリングはこの手順が一まとめ。丸い形状をしたリングを陰茎の根元に付けることで血液の流出を防ぎ、勃起を維持する仕組みとなっています。

手軽さが最大のメリットと言えますが、残念ながら勃起することに問題がある人には使えない点がデメリットです。また、注意点として、陰茎がうっ血する可能性があるので30分以上使用することはできません。

手術によるED治療

陰茎内の血管修復のために自分の身体の他の部分の血管を取りだし、陰茎内に移植することで、EDを治す手術があります。

要するに、狭くなった血管を排除し新しい広い血管に取りかえることで、血流がスムーズになり勃起するようになるという仕組みです。4時間ほど手術に時間が掛かるものの、8割を超える成功率があるので、薬で地道に治療するのが面倒な人が選択することが多いようです。

そして、これまでに挙げてきた治療法でも改善が見込めなかった人が最後にたどり着くのが、プロステ-シス挿入手術です。プロステーシスとは、人工的に勃起させる機能の付いたシリコンの事を言います。このシリコンを、勃起する機能を失ってしまった海綿体を破壊して挿入する訳です。

この方法を用いれば、どんなED患者であろうとも必ず勃起できます。しかし、それはあくまで人工的なもの。海綿体を破壊してしまうため、術後は二度と自力で勃起することはできなくなります。そのため、最終手段ではあるものの、この方法を選択することに医師であっても慎重であるようです。

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